不動産担保ローン

不動産担保ローンとは、その名の通り不動産を担保としてお金を借りるローンのことを言います。

不動産を担保にするため、まとまった金額を低金利で借り入れることが可能です。担保とする不動産の価値によって借り入れ可能額は変わりますが、1億円以上の資金を借りることも可能です。また、返済期間を10年、20年、30年と長期に設定することができます。

■不動産担保ローンのメリット

①他のローンと比べて金利が低い･･･不動産という担保があるので、無担保のカードローンやビジネスローンよりも一般的に金利負担は抑えられています。不動産を担保にする場合は貸す側のリスクが軽減されるため（貸した金額を回収できる可能性が高い）、金利のハードルを大きく下げることが出来ます。

②融資金額が大きい･･･担保にする不動産の価値によって融資金額は左右されますが、不動産担保ローンは無担保ローンと比べると融資限度額が大きく、まとまった資金を調達することが可能です。

③返済期間が長い･･･長期での借り入れが可能な場合が多く10～30年スパンでの偏在が可能になります。長期間にわたって返済することで毎月の返済額を抑え、無理のない返済計画を立てることができます。

④資金使途の自由度が高い･･･幅広い資金用途に対応しており、比較的資金用途は自由としているところが多いです。設備投資や商品の仕入れ・事務所の移転などの事業資金や、レジャーや旅行・教育資金・リフォーム資金など幅広く可能です。

■不動産担保ローンのデメリット

もちろん、不動産担保ローンにはデメリットもあり、よく考えて利用しなければ不動産を失うことにつながります。

・審査に日数がかかる･･･不動産の価値を調べるための時間が必要になります。キャッシングやカードローンでは数分～数時間で審査が完了し時間を置かずに融資が可能ですが、不動産担保ローンの場合は、早くとも1～3日以上の日数を要します。

・諸費用がかかる･･･金融機関によって内容は異なりますが、登記費用や印紙費用、融資額の２％前後の事務手数料などがかかります。

・返済が出来ない場合不動産を失う･･･返済が出来なくなった場合、担保に設定した不動産が競売にかけられ、その売却代金によって融資したお金を回収されてしまうリスクがあります。

不動産担保ローンは少なからず担保にしている不動産を失うリスクがありますが、長期間の借り入れが可能になりますので、無理のない返済計画を立て、返済をきちんとこなすことになり、通常の融資以上のメリットが大きくなりますので、大きな借り入れや、ローンの一本化には適した方法であると考えられています。

■不動産担保ローンの審査基準

・不動産の担保価値･･･融資額や金利の基準になるものが、不動産の価値となります。不動産の価値が高いほど高額の融資を受けやすくなる可能性がありますし、逆に担保として価値がなければ融資が受けられません。
土地の評価基準や評価方法は、金融機関によって異なるため同じ不動産であっても評価額が異なります。

・返済能力･･･金融機関は融資したお金を返済してもらえるかできるかどうかを判断するため、申込者の返済能力を審査します。

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